
英検協会の公式サイトには、学習支援教材というページがあります。
英検を受けるための試験ではなく、英語を学ぶための教材や講座を集めた入口です。
中でも学校や塾の先生が授業で使うリスニング教材は、価格や注文の決まりが細かく載っています。
この記事では、学習支援教材の全体像と、学校用の2つの教材の中身を公式ページの記載だけで整理します。
学習支援教材とは英検協会の教材と講座の入口
英検協会の「学習支援教材のご紹介」ページには、3つの入口が並んでいます。
| 入口 | ページに書かれている中身 |
|---|---|
| 通信講座 | 文部科学省認定のレベル別実用英語講座、英会話・リスニング講座など |
| 学校教材 | クラスで使えるリスニング教材(Deep Listening・Step Up Listening) |
| Strong Essay Writing | ライティング力を伸ばしたい人向けの教材 |
通信講座の紹介文には、入試や各種試験に向けた学校・塾用リスニング教材も提供すると添えられています。
つまり、個人で申し込む講座と、学校がまとめて買う教材が、同じ入口にまとまっている形です。
学習支援教材のメニューには、英検バーチャル二次試験と英検Can-doリストも入っています。
関連リンクとして、英検CSEスコアや英検試験内容過去問のページにも案内があります。
Strong Essay Writingは、課題提出(全10回)とネイティブ添削者のフィードバックで、3か月かけて学ぶ形です。
個人向けの講座は別の話になるので、ここからは学校教材を中心に見ていきます。
学習支援教材の学校教材は2つのリスニング教材
学校教材として並ぶのは、次の2つです。
| 教材名 | ねらい | 対象レベル |
|---|---|---|
| Step Up Listening | 英検の級レベルに合わせた短いリスニング練習 | 英検4・5級〜英検2級レベルの4段階 |
| Deep Listening | 聞き取れない英語を聞き取れるようにする大学入試対策 | 英検3級程度〜英検2級程度の3段階 |
学習支援教材のページでは、どちらも「クラスで使えるリスニング教材」として紹介されています。
問い合わせの窓口は、日本英語検定協会の通信教育課です。
英検の本番の問題冊子と音源で練習する方法は、別の記事にまとめています。
本番の問題冊子と音源で練習したいなら英検の過去問は全級3回分が公式サイトに置かれているで並べています。↓

学習支援教材のStep Up Listeningの中身
Step Up Listeningは、1回10分×30回分の英検オリジナル問題でリスニング力を鍛える教材です。
1回は10題で、授業のウォーミングアップや帯活動、小テストに使える構成になっています。
レベルごとの問題形式は次のとおりです。
| レベル | Part1 | Part2 | Part3 |
|---|---|---|---|
| Step1(英検4・5級レベル) | 会話の応答文選択(2度読み) | 会話の内容一致選択(2度読み) | 文の内容一致選択(2度読み) |
| Step2(英検3級レベル) | 会話の応答文選択(1度読み) | 会話の内容一致選択(2度読み) | 文の内容一致選択(2度読み) |
| Step3(英検準2級レベル) | 会話の応答文選択(1度読み) | 会話の内容一致選択(1度読み) | 文の内容一致選択(1度読み) |
| Step4(英検2級レベル) | 会話の内容一致選択(1度読み) | 文の内容一致選択(1度読み) | なし |
どのレベルにも、ディクテーションが3題×10回分ついています。
2018年12月に教材の中身が改訂され、Step 2・3の一部の問題は放送回数が英検の出題に合わせて1度読みに変わりました。
古くなったトピックの差し替えと、ディクテーション特典の追加も、この改訂で行われています。
学習支援教材のStep Up Listeningの価格と部数
価格は、生徒用と指導者用で分かれています。
| 区分 | 価格 | 教材構成 | 最小注文数 |
|---|---|---|---|
| 生徒用 | 各500円(税込) | 学習者解答用紙1部(A4版/32ページ) | 同一レベル30部以上 |
| 指導者用 | 各6,000円(税込) | 指導者用資料1部(A4版/64ページ)、学習者解答用紙1部、リスニングCD5枚、ディクテーション特典10回分のダウンロード案内1枚 | 1セット以上 |
音声は、ストリーミングサイトでも再生できます。
生徒用の学習者解答用紙を同一レベルで30部買うごとに、指導者用セットが1セット無料でつきます。
ただし、一括納品の場合という条件つきです。
指導者用セットだけを買うことはできません。
学習支援教材のDeep Listeningの中身
Deep Listeningは、「育成型」のリスニングトレーニング教材と位置づけられています。
題材は、すべて高校入試・大学入試の過去問から取られています。
同じ英文を「ナチュラル」と「ゆっくり」の2つのスピードで聴き、5つのタスクに取り組む形です。
- 大枠の聞き取り:紙面の概要の質問に択一式で答える
- 細部の聞き取り:音声の質問に択一式で答える
- ディクテーション:Passageの20%〜50%程度の英語を書き取る
- 語彙クイズ:英語の音声で説明される重要な単語をあてる
- 英作文:Passage中の重要な表現や文型を使って書く
「ナチュラル」は1分間に150~180wordsで読まれる速さです。
「ゆっくり」はセンスグループごとにポーズが入り、ディクテーション用に使われます。
全20レッスンで、1レッスンの学習時間は15〜20分程度。
監修者は、グレゴリー・クラーク氏です。
学習支援教材のDeep Listeningの価格とセット
Deep Listeningは、生徒用セットと教師用セットに分かれています。
| 区分 | 価格(税込) | 中身 |
|---|---|---|
| 生徒用セット(CDなし) | 各770円 | ワークブック、解答・解説書、共通テスト模擬テスト |
| 生徒用セット(CDあり) | 各880円 | 上記に音声CDがつく |
| 教師用セット | 各2,060円 | テストブック1部(B5版/32P)、音声(ストリーミングサイト/CD2枚) |
生徒用セットの価格は、3つのレベルとも同じです。
模擬テストは共通テスト形式(30分・37問)で、付属するテストはレベルごとに違います。
教師用セットのVol.1にはReviewテスト7回分と生徒用ワークブック巻末テストが入ります。
Vol.2は、生徒用ワークブック本文を複数トラックに細分化したものです。
教師用セットは指導用マニュアルではなく、Reviewテストとディクテーション原稿のセットという扱いです。
基本的には、生徒用セットだけで学習を進められる作りになっています。
学習支援教材のDeep Listeningの注文特典と決まり
生徒用セットを各レベル30部注文するごとに、同じレベルの教師用・生徒用セット(CDあり)が各1部無料になります。
こちらも一括納品の場合の特典です。
公式の例では、レベル3の生徒用セットを60部注文すると、教師用セット2部が無料提供になります。
- 教師用セットだけの販売はしていない
- 教師用セットに生徒用セットは含まれない
- 返本は受け付けていないので、必要な数を正確に入れる
- 生徒用セットは、ワークブックに解答・解説が挟み込まれた状態で届く
教材見本はなく、代わりにサンプル教材のPDFや音声を見る形です。
学習支援教材の注文方法と届くまでの日数
注文のしかたは、2つの学校教材で共通しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 注文方法 | Webフォーム、FAX、申込書のEメール添付の3種類 |
| 納品日 | どの方法でも変わらない |
| 書店経由 | 学校指定の書店を通じた申し込みも可能(書店からフォームで問い合わせる) |
| 送料 | 協会の負担 |
| 支払い手数料 | 購入する団体の負担 |
| 届くまで | 申し込みから1週間程度が目安 |
生徒用を10部未満で注文した場合は、送料の負担を頼まれることがあります。
申込書の内容に誤りがあったときは、協会から連絡が来る流れです。
学習支援教材のサンプルを試す方法
注文の前に、公式ページでサンプルを試せます。
| 教材 | 置かれているサンプル |
|---|---|
| Step Up Listening | 各レベルの第1回の学習者解答用紙・練習問題音声・指導者用資料、ディクテーション問題「A」 |
| Deep Listening | レベルごとのワークブック(PDF)、音声(mp3)、解答・解説(PDF) |
サンプルはレベル別なので、生徒に合う段を選ぶ前に聞き比べられる作りです。
英検の級の目安から教材のレベルを考えるなら、級ごとの「できること」を示した一覧も手がかりになります。
級ごとの到達の目安は英検Can-doリストは「必ずできる」を保証しないで並べています。↓

学習支援教材について公式ページにないこと
この記事で書けなかったことを並べます。
個人が学校教材を1部だけ買えるかどうかは、書かれていません。
Step Up Listeningの最小注文数は、生徒用が同一レベル30部以上です。
- 教材の在庫や、注文の締切日
- Deep Listeningの模擬テストのレベルごとの違い(詳細はパンフレットのPDFへの案内のみ)
- 学習支援教材のメニューに並ぶ英検バーチャル二次試験の説明文
この3つも、ページ本体には載っていません。
学習支援教材についてよくある質問
公式ページに答えがあるものだけ並べます。
教材見本は送ってもらえますか
教材見本はありません。
公式ページのサンプル教材を参考にする形です。
注文した数を減らせますか
返本は受け付けていません。
必要な数を正確に入れるよう求められています。
学校が指定する書店から買えますか
買えます。
その場合は、書店から協会のフォームで問い合わせてもらいます。
問い合わせ先はどこですか
日本英語検定協会の通信教育課が窓口です。
連絡は、お問い合わせフォームから送ります。
学習支援教材の参考文献
この記事の内容は、次の4つから取りました。
- 学習支援教材のご紹介(3つの入口と関連リンク/日本英語検定協会 公式サイト)
- 通信講座(学校教材ラインナップ/日本英語検定協会 公式サイト)
- Step Up Listening(価格・最小注文数・問題形式/日本英語検定協会 公式サイト)
- Deep Listening(価格・セット内容・注文の決まり/日本英語検定協会 公式サイト)
価格や注文の決まりは変わることがあるので、注文の前に公式ページで確かめてください。
メニューに並ぶもう1つの学習の入口は英検のバーチャル二次試験は入室から退出までをアニメーションで見せるで並べています。↓


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