
英検の検定料には、検定料助成という割引の仕組みがあります。
対象は学校の教員と、教員採用試験の受験希望者です。
生徒や一般の受験者に向けた制度ではありません。
英検協会の団体・学校関係者向けページと、英検S-CBTのページに載っていることだけを整理します。
検定料助成とは何か
英検協会は、教員と教員採用試験受験希望者を対象に助成制度を実施しています。
教員向けの制度は、文部科学省の教師の英語力や指導力の向上を図る取り組みを支援するものです。
助成を使うと、通常より安い「教員特別検定料」で英検を受けられます。
英検(従来型)では、通常の受験と同様に合格した級の資格取得が認定される仕組みです。
制度は、対象者と試験の種類によって次の5つに分かれます。
| 対象 | 試験 | 制度の名前 | 申込の形 |
|---|---|---|---|
| 教員 | 英検(従来型) | 教員専用特別検定料制度 | インターネット申込 |
| 小学校の教員 | 英検(従来型) | 小学校教員専用 英検検定料助成制度 | 郵送申込 |
| 教員 | 英検S-CBT | 教員助成制度 | 英検S-CBTの申込サイト |
| 教員採用試験受験希望者 | 英検(従来型)1級 | 英検検定料助成制度 | 郵送申込 |
| 教員採用試験受験希望者 | 英検S-CBT準1級~3級 | 英検検定料助成制度 | 団体専用クーポン |
検定料助成の対象になる教員
教員向けの助成は、学校教育法第1条に規定された学校に勤める教員が対象です。
- 小学校及び特別支援学校小学部の教員
- 中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、高等専門学校に勤務する教員
英語科以外の教員も含まれ、常勤か非常勤かも問いません。
海外校に勤務している人は、検定料助成を利用できません。
もう1つの条件は、勤務校が英検の団体登録をしていることです。
小学校教員専用の郵送申込は、日本国内の小学校に勤務する教員が対象になります。
勤務校の団体登録については英検の団体申込は10名からで並べています。↓

検定料助成で英検(従来型)がいくらになるか
英検(従来型)の教員特別検定料は、1級から3級までの6つの級に設けられています。
| 級 | 教員特別検定料(税込) | 定価 |
|---|---|---|
| 1級 | 4,960円 | 12,400円 |
| 準1級 | 4,160円 | 10,400円 |
| 2級 | 3,600円 | 9,000円 |
| 準2級プラス | 2,150円 | 8,600円 |
| 準2級 | 4,200円 | 8,400円 |
| 3級 | 3,400円 | 6,800円 |
この金額は、インターネット申込でも小学校教員の郵送申込でも同じです。
一方で、4級・5級は検定料助成の対象外になっています。
4級・5級も、通常の申込なら受けられます。
本会場と準会場の違いなど、ふつうの検定料は別の記事で級ごとに並べました。
通常の検定料の一覧は英検の検定料は本会場と準会場で倍近く違うで並べています。↓

検定料助成で英検S-CBTがいくらになるか
英検S-CBTにも、教員を対象にした検定料助成があります。
対象は準1級~3級の5つの級です。
| 級 | 特別検定料(税込) | 通常の検定料 |
|---|---|---|
| 準1級 | 4,200円 | 10,500円 |
| 2級 | 3,840円 | 9,600円 |
| 準2級プラス | 2,300円 | 9,200円 |
| 準2級 | 4,500円 | 9,000円 |
| 3級 | 3,850円 | 7,700円 |
教員向けと教員採用試験受験希望者向けで、英検S-CBTの特別検定料は同じ金額です。
英検S-CBTそのものの受け方は英検S-CBTは1日で4技能を測る試験で並べています。↓

検定料助成のインターネット申込は教員助成用パスコードで決まる
教員向けのインターネット申込では、教員助成用パスコードが欠かせません。
パスコードは、検定回ごとに届く簡易書留ハガキに記されています。
英検(従来型)では、申込ページの「専用チケット番号」欄にパスコードを入れます。
パスコードを入れないと、教員特別検定料になりません。
英検S-CBTでは、「支払方法選択」画面で次の3つを済ませます。
- 「団体専用クーポン番号を使用する」にチェックをつける
- 団体専用クーポン番号の欄に、6ケタの教員助成用パスコードを入れる
- 「団体専用クーポンの内容を確認しました。」にチェックをつける
パスコードは、各団体固有の番号です。
中学・高校など小学校以外では、各検定の受付開始前に申込責任者宛にはがきが届きます。
手元にないときは、まず申込責任者に確かめてから問い合わせフォームを使います。
小学校の教員は、小学校専用のパスコード依頼フォームから頼む流れです。
依頼から1週間~2週間ほどで、学校宛に簡易書留ハガキが送られます。
申込は個人扱いで、受験票と合否結果は本人が入力した住所やメールアドレスに届きます。
申込内容や試験結果を集計した資料が、勤務校へ送られることはありません。
検定料助成の郵送申込は小学校教員と1級の教員採用試験向け
郵送で申し込む検定料助成は2つあります。
小学校教員専用の制度と、教員採用試験受験希望者向けの英検(従来型)1級です。
| 制度 | 同封するもの | 宛先の係 |
|---|---|---|
| 小学校教員専用 | 申込用願書、小学校教員対象 英検検定料助成申請書、検定料(郵便為替) | 小学校教員検定料助成係 |
| 教員採用試験受験希望者 | 申込用願書、英検検定料助成申請書、検定料(郵便為替) | 教員採用試験受験希望者検定料助成係 |
送り方は必ず簡易書留と決まっています。
普通郵便で送って事故があっても、補償はされません。
2026年度第2回の例では、申込書のダウンロード期限が9月1日(火)、協会必着が9月3日(木)でした。
教員採用試験を受ける人の検定料助成
教員採用試験受験希望者向けの検定料助成もあります。
対象は、団体に所属しているか、自治体が開講する講座を受講している人です。
団体の例として、大学、専門学校、予備校などが挙がっています。
- 全教科の教員採用試験受験希望者および教育実習実施予定者が対象
- 申し込むときに、教員採用試験にまだ合格していない人に限る
- 日本国内の団体が対象
英検(従来型)では1級だけが対象で、2026年度第1回~第3回検定に使えます。
準1級~3級は、英検S-CBTの制度を使う形です。
英検S-CBTのページは、公立学校教員採用試験で多くの自治体が英検を活用している点に触れています。
各自治体が設定した級を取得していれば、一部試験免除・加点等がある、という内容です。
教員採用試験向けの検定料助成は団体が先に申請する
英検S-CBTの教員採用試験受験希望者向けの助成は、所属団体からの申請書提出が必要です。
受験を希望する人は、まず所属する団体に問い合わせます。
- 大学なら、教職センターやキャリアセンターなどの教職課程管轄部門
- 専門学校や予備校なら、教員採用試験対策講座管轄部門
そのあとの流れは、5つのステップです。
| ステップ | やる人 | 中身 |
|---|---|---|
| 1 | 団体 | 「団体専用クーポン利用型申込申請書」を電話で請求する |
| 2 | 団体 | 申請書に記入して郵送する |
| 3 | 団体 | メールで届いた「英検S-CBT団体専用クーポン番号」を受験希望者に知らせる |
| 4 | 受験者 | 各回の申込受付期間内に、クーポン番号を使って申し込む |
| 5 | 受験者 | 受験票を印刷して受験する |
団体の担当者は、「教員採用試験受験希望者助成制度について」と電話で問い合わせます。
窓口は団体専用クーポン受付事務局で、電話番号は03-3266-8630です。
申請の内容によっては、受けられない場合もあります。
検定料は、受験者個人が支払う決まりです。
助成制度での受験回数に制限はありませんが、英検S-CBTは同じ級を同じ回に3回までです。
試験結果は約1ヶ月後にウェブで確認でき、紙の成績表は約1ヶ月半後に発送されます。
検定料助成を使うときの注意点
どの制度にも、共通する決まりがあります。
- 指定された手続き以外の方法で申し込むと、助成の対象外
- 申込のときに実施するアンケート調査等に協力する
- 申込完了後は、理由のいかんを問わずキャンセルできない
教員向けの英検(従来型)では、キャンセルできない理由に学校行事も含まれます。
英検(従来型)の助成で受けるときは、一次試験も二次試験も日本国内の公開会場に限られます。
申込内容と受験結果は、個人が特定されない形で調査研究資料や統計資料に使われることがあります。
公表する相手には、国・都道府県・市区町村も入っています。
英検(従来型)の制度と英検S-CBTの教員助成の問い合わせ先は、英検サービスセンター(団体受付)です。
電話は03-3266-6581で、受付は平日9:30~17:00となっています。
検定料助成についてよくある質問
生徒や保護者も使えますか
助成のページで対象になっているのは、教員と教員採用試験受験希望者・教育実習実施予定者です。
生徒や保護者に向けた検定料助成は、このページに載っていません。
英語の先生でなくても使えますか
使えます。
英語科以外の教員も、非常勤の教員も対象に入ります。
4級・5級も安くなりますか
安くはなりません。
4級・5級は検定料助成の対象外で、通常の申込になります。
パスコードが分からないときは
小学校以外の教員は、英検サービスセンターに問い合わせる形です。
小学校の教員は、小学校専用の依頼フォームから頼めます。
検定料助成について公式ページにないこと
英検協会の助成のページに載っていないことを並べます。
都道府県や市区町村が、住民や生徒の英検の検定料を補助する制度の一覧は、書かれていません。
簡易書留ハガキが届く具体的な日付も、ページには出ていない情報です。
英検S-CBTで、団体の申請を確認するのにかかる日数も書かれていません。
検定料助成の参考文献
この記事の内容は、次の6つのページから取りました。
- 団体・学校関係者の方(英検助成の制度一覧/日本英語検定協会 公式サイト)
- 教員専用特別検定料制度 インターネット申込(対象者・教員特別検定料・パスコード/日本英語検定協会 公式サイト)
- 小学校教員専用 英検検定料助成制度 郵送申込(同封する書類と送り方/日本英語検定協会 公式サイト)
- 教員採用試験受験希望者および教育実習実施予定者対象 英検検定料助成制度(1級の特別検定料と対象者/日本英語検定協会 公式サイト)
- 英検S-CBT 教員助成制度について(S-CBTの特別検定料と申込手順/日本英語検定協会 公式サイト)
- 英検S-CBT 教員採用試験受験希望者を対象とした英検検定料助成制度(団体専用クーポンの5ステップ/日本英語検定協会 公式サイト)
制度は年度ごとに変わることがあるので、申し込む前に公式ページで確かめてください。
ふつうの個人申込の手順は英検申し込み方法はインターネットとコンビニの2つで並べています。↓


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