
英検協会の教員研修は、英語の先生に向けた研修やセミナーの情報のことです。
英検協会は、試験を運営するだけの団体ではありません。
ただ、ページがいくつかに分かれていて、全体の形がつかみにくいのが難点です。
英検協会の公式サイトと、協会が運営する英語情報Webに載っていることだけで整理します。
教員研修とは英検協会の「教員研修・セミナー情報」のこと
英検の公式サイトには、「教員研修・セミナー情報」というページがあります。
入口は「団体・学校関係者の方」のメニューの中です。
対象は、英語研究、英語教育、英語学習などに興味を持つ人。
このページには、2種類の研修・セミナーが並びます。
- 日本英語検定協会主催の研修・セミナー
- 各団体主催の研修・セミナー(教育関係者から投稿された情報)
つまり、協会が自分で開く研修だけでなく、ほかの団体の研究会も一緒に載る掲示板のような作りです。
実施内容の詳しいことは、それぞれの主催者に直接問い合わせる形です。
掲載された内容について、協会は責任を負いかねるとしています。
教員研修の探し方は地域と開催年月の絞り込み
ページには、実施エリアと開催年月で絞り込む検索があります。
選べる実施エリアは次のとおりです。
- 北海道・東北、関東、甲信越・北陸
- 東海、近畿
- 中国、四国、九州・沖縄
協会主催の欄に載る研修がないときは、「該当する研修・セミナーが見つかりませんでした」と表示されます。
空欄に見えても、ページが壊れているわけではありません。
参加したい研修が見つかったら、各セミナー情報の「詳細を見る」から申し込む流れです。
各団体主催の研修の参加費は、主催者ごとに違います。
掲載されている例では、無料のものもあれば、会員は無料で非会員は有料というものもあります。
教員研修として協会が開くオンラインセミナー
協会主催のセミナーの中身は、英語情報Webの開催報告で読めます。
2024年の年末に開かれたのが、日本英語検定協会主催オンラインセミナー2024です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日時 | 2024年12月22日(日)12:00~14:30 |
| 場所 | Zoomを使用したオンライン開催 |
| 参加費 | 無料 |
| 主催 | 公益財団法人 日本英語検定協会 |
| 後援 | 文部科学省 |
対象は、教育委員会と小・中・高等学校、大学、学習塾・英会話学校で英語教育に携わる先生方でした。
講演は5本で、テーマは英語教育改革のあゆみや、英検準2級プラス導入の背景など。
主体的・対話的で深い学びの視点からの授業づくりも、講演のテーマに入っていました。
講演で扱われた新しい級の中身は英検準2級プラスは一次が2級と同じ問題数で並べています。↓

教員研修のセミナーは回ごとに対象が変わる
対象の先生は、回によって少しずつ違います。
2025年は保護者も対象に入った
翌年の年末にも、同じ流れのセミナーが開かれています。
題名は「英語教育改革のあゆみとこれから② ~子供達の未来のために~」です。
- 日時は2025年12月21日(日)12:00~14:25
- Zoomを使用したオンライン開催で、参加費は無料
- 申込者は3,000名で、後援は文部科学省
この回の対象には、先生方に加えて、英検を受けている子供達の保護者も入りました。
講演は3本で、英検6級・7級の新設もテーマの1つです。
当日に受け付けた6級・7級の質問には、英検公式サイトの「お知らせ」で随時答えを載せるとしています。
2021年は小学校と中学校で分けて開いた
2021年のオンラインセミナーは、小学校の部と中学校の部に分かれていました。
どちらも2021年9月19日(日)の開催で、参加費は無料です。
| 部 | 時間 | テーマ |
|---|---|---|
| 小学校の部 | 10:00~12:00 | 新課程における小学校の「外国語」評価 |
| 中学校の部 | 13:40~15:40 | 新課程における中学校の「外国語」評価 |
定員はそれぞれ300名で、先着順でした。
講師は、文部科学省の視学官と教科調査官です。
対象には、教育委員会で義務教育課程の英語教育に携わる先生方も含まれていました。
教員研修の海外研修は指導主事向けに変わった
協会は、毎年度、英語教育に携わる先生方を対象にした英語教員海外研修を行っています。
目的として掲げているのは、「英語教育に携わる教員の英語力及び英語指導力の向上に資する事」です。
2023年度は、対象が大きく変わりました。
- これまで:学校現場の先生方が対象
- 2023年度:義務教育領域の先生方を指導する立場の指導主事が対象
変えた理由は、この目的と、限られた予算を最も効果的に使う観点から検討した結果、とあります。
形式は、オーストラリアのシドニー大学のオンラインセッションと、日本での対面の研修を組み合わせたハイブリッドでした。
2020年度以降は、新型コロナウイルスの感染状況から開催を見送っていたという経緯もあります。
教員研修の講演資料はあとから読める
参加できなかった先生にも、使える形で残されています。
2024年のセミナーでは、講師の許可を得て、講演資料がページの下から読めるようになりました。
ただし講演①と講演②の資料はありません。
資料は参考用で、二次利用は遠慮するよう求められています。
過去の報告をまとめたのが、公式サイトの「教員研修・セミナーレポート」です。
協会主催・共催セミナーの報告が、年ごとに並んでいます。
- 英語教育セミナー(小学校・中学校・高校で英語教育に携わる先生方対象など)
- 小学校教員、中学及び高等学校の英語教員海外研修
- 全英連・英検共催小中高英語教員向け国内研修(7月25日~27日)
- 高校教師のための春期・夏期・冬期英語教育セミナー
専修・専門学校、会話学校、塾などの先生方を対象にした回もありました。
教員研修の情報を受け取るメルマガと英語情報Web
研修の情報を追いかけるなら、英語情報Webが窓口になります。
全国の英語の先生や、英語学習に取り組む人に向けたお役立ちサイトです。
先生向けの中身は、次の4つのコーナーに分かれています。
| コーナー | 載っているもの |
|---|---|
| 授業のヒント | Small Talkの実践例など、すぐ使えるヒント |
| 教育情報 | 学習指導要領の解説や英語教育のトピック |
| 教育現場より | 全国の学校現場の取り組みや先生からのメッセージ |
| セミナー・イベント | 開催情報と、資料付きのイベントレポート |
メールマガジンは、先生方の授業づくりに役立つ情報を届けるものです。
登録フォームにメールアドレスを入れると、確認メールが届きます。
そのあと、ユーザー情報の入力へ進む流れです。
動画で学ぶ「明海大学 小学校外国語科等講座 指導のヒント」も、教育情報の中にあります。
教員研修とは別の英検研究助成
研修とは別に、先生の研究を支える仕組みもあります。
協会は1987年から、英語能力テストと英語教育に関する研究企画を募集しています。
優秀な企画には、助成金を出して支える形です。
第37回では11名が入選しました。
| 部門 | 件数 |
|---|---|
| 研究部門 | 5件 |
| 実践部門 | 5件 |
| 調査部門 | 1件 |
入選者の報告書は、EIKEN BULLETINという名前で出ています。
学校で英検をまとめて受けるときの手続きは、別の記事で整理しました。
学校で英検を実施するなら英検の団体申込は10名からで並べています。↓

教員研修の情報を投稿するときの決まり
先生側から、研究会やセミナーの情報を送ることもできます。
募集しているのは、各県・地域の英語教育団体が行う研究会やセミナーなどの活動です。
原則として、営利を目的としないものに限られます。
投稿を受けてから掲載まで、1週間ほどかかります。
送る内容は、次の項目が目安です。
- 主催団体名、研究会などの名称、日時、会場
- 内容、講師、参加費
- お問い合わせ先(電話番号、FAX番号、Eメール アドレス、担当者名など)
「主催団体名」と「お問い合わせ先」は、必ず書くよう求められています。
スペースに限りがあるので、掲載内容はできるだけ短くまとめます。
寄せられる情報が多く、掲載できないこともある点は覚えておきたいところです。
原稿は、ページの投稿フォームから送ります。
教員研修についてよくある質問
公式ページに答えがあるものだけ並べます。
協会主催の教員研修は有料ですか
この記事で取り上げた協会主催のオンラインセミナーは、どれも参加費が無料でした。
教員研修はどこで開かれますか
最近の協会主催セミナーは、Zoomを使ったオンライン開催です。
各団体主催の研修は、会場もオンラインも、主催者ごとに違います。
他団体の研修は誰に聞きますか
聞く先は主催者です。
内容の詳しいことは、それぞれの主催者に直接問い合わせるよう案内があります。
塾の先生も教員研修の対象になりますか
2024年と2025年のオンラインセミナーでは、学習塾・英会話学校の先生方も対象でした。
教員研修について公式ページにないこと
この記事で書けなかったことを並べます。
次の協会主催セミナーをいつ開くかは、書かれていません。
海外研修の募集の時期や、応募のしかたも、今回読んだページには載っていませんでした。
研修を受けたことを示す修了証のようなものがあるかどうかも、書かれていません。
教員研修の参考文献
この記事の内容は、次のページから取りました。
- 教員研修・セミナー情報(掲載のしくみ・投稿の決まり/日本英語検定協会 公式サイト)
- 教員研修・セミナーレポート(過去の協会主催・共催セミナー/日本英語検定協会 公式サイト)
- 【開催報告】日本英語検定協会主催オンラインセミナー2024(開催要項と講演資料/英語情報Web)
- 【開催報告】英語教育改革のあゆみとこれから②(開催要項/英語情報Web)
- 【開催報告】オンラインセミナー2021 小学校の部(開催要項/英語情報Web)
- 指導主事対象「指導助言力」向上研修終了のご報告(海外研修の対象の変更/英語情報Web)
- 第37回「英検」研究助成 入選者が決まりました。(研究助成/英語情報Web)
- 英語情報Webとは(サイトの中身とメルマガ/英語情報Web)
研修の予定は入れ替わるので、参加の前に公式ページで確かめてください。
学校で英語力を測る別のテストは英検IBAは3種類のテストを5レベルから選ぶで並べています。↓


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