英検準2級の対策を始めた人が最初につまずくのが、ライティングの問題数です。
古い問題集を持っていると、ライティングは1問だと書いてあります。
いまは2問です。
このページでは、日本英語検定協会が公式サイトに書いている内容だけを使って、英検準2級のライティングが何問で、どんな形式で、どう採点されるのかを並べます。
書いていない数字は「公式に記載がない」と書きます。
情報の取得日は2026年9月8日です。
英検準2級のライティングは2問です
先に結論を置きます。
準2級の試験内容のページで、日本英語検定協会はライティングを2つの問題に分けて掲載しています。
| 問題 | 形式 | 問題数 | 解答形式 |
|---|---|---|---|
| Eメール問題 | 返信メールを英文で書く | 1問 | 記述式 |
| 意見論述問題 | 質問に対する意見を英語で論述する | 1問 | 記述式 |
(準2級の試験内容の記載をもとに作成)
Eメール問題が1問、意見論述問題が1問で、合わせて2問です。
どちらも記述式です。
選ぶ問題ではなく、両方書きます。
英検準2級のライティングが1問から2問に増えたのは2024年度です
なぜ2問になったのかも、公式が明示しています。
日本英語検定協会は2024年度 問題形式リニューアルのページで、準2級の変更点を次のように書いています。
英作文問題の出題を1題から2題に増加
既存の「意見論述」の出題に加え、「Eメール」問題を出題
つまり、もともとあった意見論述はそのまま残り、Eメール問題が上に乗りました。
同じリニューアルで、試験時間も変わっています。
| 項目 | 変更前 | 変更後 |
|---|---|---|
| 準2級 リーディング・ライティングの時間 | 75分 | 80分 |
(2024年度 問題形式リニューアルの記載をもとに作成)
5分だけ増えて、書く問題が1問増えました。
ここが英検準2級のライティングでいちばん誤解されている点です。
増えた問題1問に対して、増えた時間は5分です。
書く量が倍近くになったのに、時間は5分しか増えていません。
古い問題集の時間配分をそのまま使うと、この5分の差でずれます。
英検準2級のライティングのEメール問題は「返信を書く」問題です
Eメール問題の中身を、公式の言葉のまま確認します。
準2級の試験内容には、Eメール問題の形式が「返信メールを英文で書く」と書かれています。
自分からメールを書き起こす問題ではありません。
先に届いているメールがあって、それに返す問題です。
つまり、読む部分が先にあります。
英検準2級のライティングのEメール問題は、書く力だけでなく、届いたメールを読み取る力も同時に使う作りになっています。
なお、Eメール問題の語数の目安と、返信に含めるべき内容の条件については、日本英語検定協会の準2級のライティング採点に関する観点および注意点のページには記載がありませんでした。
語数と条件は、当日の問題冊子の指示文に書かれます。
英検準2級のライティングの意見論述問題は「理由2つ」が条件です
もう1問の意見論述は、リニューアル前から続いている問題です。
準2級の試験内容は、この問題を「質問に対する意見を英語で論述する」と書いています。
そして、何を書けば「内容」の観点を満たすのかも公式が言葉にしています。
準2級のライティング採点に関する観点および注意点には、観点1の内容について次のように書かれています。
課題で求められている内容(意見とそれに沿った理由2つ)が含まれているかどうか
理由は2つです。
1つでも3つでもなく、公式が括弧の中で2つと書いています。
英検準2級のライティングの意見論述で最初に決めるべきは、意見そのものよりも、理由を2つ出せるかどうかだということになります。
理由が1つしか出ない意見を選ぶと、書き出したあとで止まります。
英検準2級のライティングの採点は4観点・各0〜4点・16点満点です
英検準2級のライティングがどう採点されるかは、公式が具体的に書いています。
準2級のライティング採点に関する観点および注意点によると、採点は4つの観点で行われ、観点ごとに0〜4点の5段階で評価され、満点は16点です。
| 観点 | 公式の説明 | 配点 |
|---|---|---|
| 内容 | 課題で求められている内容(意見とそれに沿った理由2つ)が含まれているかどうか | 0〜4点 |
| 構成 | 英文の構成や流れがわかりやすく論理的であるか | 0〜4点 |
| 語彙 | 課題に相応しい語彙を正しく使えているか | 0〜4点 |
| 文法 | 文構造のバリエーションやそれらを正しく使えているか | 0〜4点 |
| 合計 | — | 16点満点 |
(準2級のライティング採点に関する観点および注意点の記載をもとに作成)
この表で見落とされやすいのが「文法」の説明です。
公式は「文法的に正しいか」だけを書いていません。
「文構造のバリエーション」と書いています。
正しい文だけを並べても、同じ形が続けばこの観点は伸びない、と読める書き方になっています。
なお、この採点観点のページは意見論述を前提に書かれており、Eメール問題に同じ観点がそのまま適用されるかどうかについての記載は見当たりませんでした。
英検準2級のライティングで全観点0点になる条件が公式に書いてあります
英検準2級のライティングには、公式が明記している落とし穴があります。
準2級のライティング採点に関する観点および注意点には、次のように書かれています。
QUESTIONの答えになっていない場合や、全く関係のない事柄について書かれていると判断された場合は、すべての観点で0点と採点されることがあります。
4観点のうち1つが下がる、という話ではありません。
すべての観点で0点になることがある、と書かれています。
つまり、語彙も文法も申し分ない英文を書いても、QUESTIONに答えていなければ16点満点の全部を失う可能性があります。
英検準2級のライティングで最初にやるべきことは、きれいな英語を思い出すことではなく、QUESTIONが何を聞いているかを読み違えないことです。
これは、書き終わったあとの見直しでも使えます。
見直しの1手目は、スペルの確認ではなく、自分の答えがQUESTIONの答えになっているかの確認です。
英検準2級のライティングの語数は問題冊子の指示文にあります
英検準2級のライティングの語数を検索している人が多いのですが、ここは正直に書きます。
日本英語検定協会の準2級のライティング採点に関する観点および注意点のページには、語数の目安の記載がありませんでした。
日本英語検定協会は準2級・3級ライティングテスト(英作文)についてというページも公開しているので、語数の指示についてはそちらと、当日の問題冊子の指示文を確認してください。
語数の指示は、設問より前の指示文に置かれます。
暗記して会場に持ち込む数字ではなく、その日の冊子から読み取って合わせにいく数字だと考えるのが安全です。
英検準2級のライティング2問は、スコアの上でどれくらい重いのか
ここが、英検準2級のライティングを軽く見てはいけない理由です。
日本英語検定協会は各級の合格基準スコアのページで、スコアの配分の考え方をこう書いています。
技能ごとに満点スコアを均等に配分
同じページによると、準2級の技能ごとの満点は600点です。
一方、準2級の試験内容から各技能の問題数を数えると、こうなります。
| 技能 | 問題数の内訳 | 問題数の合計 | 技能ごとの満点 |
|---|---|---|---|
| リーディング | 15+5+2+7 | 29問 | 600点 |
| ライティング | Eメール1+意見論述1 | 2問 | 600点 |
| リスニング | 10+10+10 | 30問 | 600点 |
(準2級の試験内容と各級の合格基準スコアの記載をもとに作成)
リーディングは29問で600点、ライティングは2問で600点です。
満点を問題数で割ると、リーディングは1問あたり約20.7点、ライティングは1問あたり300点になります。
ここは慎重に書きます。
この割り算は、あくまで満点を問題数で割った目安です。
日本英語検定協会は、英検のスコアは統計的な手法で算出されるため正答数からスコアを算出することはできない、と明言しています。
だから「ライティング1問=リーディング14.5問分」と断定することはできません。
それでも、技能ごとに満点をそろえるという公式の方針から言えるのは、英検準2級のライティングの1問が、リーディングの1問よりはるかに重い、ということです。
英検準2級のライティングを白紙で出すと、リーディングとリスニングでどれだけ取っても届かない場面が出てきます。
英検準2級のライティングと3級・2級のライティングを並べます
前後の級と並べると、準2級の位置がわかります。
| 級 | ライティングの問題 | 問題数 | リーディング・ライティングの時間 |
|---|---|---|---|
| 3級 | Eメール返信・英作文(意見論述) | 2問 | 65分 |
| 準2級 | Eメール問題・意見論述問題 | 2問 | 80分 |
| 2級 | 英作文(意見論述)・要約 | 2問 | 85分 |
3級も準2級も、ライティングは2問です。
問題数だけを見ると、3級から準2級で増えるものはありません。
変わるのは、書く中身の重さと、リーディングの分量です。
そして2級に上がると、Eメール問題が消えて要約問題が入ります。
なお2級以上の採点観点は、準2級とは別のページにまとめられています。
1級・準1級・2級のライティング採点に関する観点および注意点では、観点1の内容が「課題で求められている内容(意見とそれに沿った理由)が含まれているかどうか」となっていて、準2級のように「理由2つ」と括弧で数を指定していません。
理由の数まで公式が指定しているのは、準2級と3級のほうです。
英検準2級のライティングは誰がどう採点しているのか
英検準2級のライティングは記述式なので、採点のばらつきが気になる人がいます。
日本英語検定協会は採点の質を確保するための方策というページを公開しています。
ライティングの採点者が何人なのか、どのように訓練されているのかを知りたい場合は、このページを確認してください。
英検準2級のライティングについてよくある質問
英検準2級のライティングは何問ですか
2問です。
Eメール問題が1問と、意見論述問題が1問です。
英検準2級のライティングは何点満点ですか
採点の観点としては、4観点それぞれ0〜4点で合計16点満点です。
英検CSEスコアとしては、準2級の技能ごとの満点は600点です。
この2つは別の数え方なので、混同しないでください。
英検準2級のライティングの語数は何語ですか
公式の採点観点ページには語数の目安の記載がありませんでした。
語数の指示は当日の問題冊子の指示文に書かれるので、そこで確認してください。
英検準2級のライティングで0点になることはありますか
あります。
QUESTIONの答えになっていない場合や、全く関係のない事柄について書かれていると判断された場合は、すべての観点で0点と採点されることがある、と公式が書いています。
英検準2級のライティングの意見論述で理由は何個書きますか
公式は「意見とそれに沿った理由2つ」と書いています。
英検準2級のライティングを白紙で出しても、他で取れば受かりますか
公式が合格基準スコアと素点の対応表を出していないので、「受かる」「受からない」を断定することはできません。
ただし、技能ごとに満点を均等に配分するという公式の方針から言えば、ライティング1技能を落とすことの影響は大きくなります。
合格基準スコアの数値は、各級の合格基準スコアで必ず一次ソースを確認してください。
英検準2級のライティングの過去問はどこで見られますか
日本英語検定協会の準2級の過去問・試験内容のページから確認できます。
まとめ|英検準2級のライティングは2問で、QUESTIONを外すと全部を失います
公式に書いてあることだけを、もう一度並べます。
英検準2級のライティングは、Eメール問題1問と意見論述問題1問の合計2問です。
2問になったのは2024年度のリニューアルからで、同時に試験時間が75分から80分になりました。
Eメール問題は「返信メールを英文で書く」問題で、意見論述問題は「質問に対する意見を英語で論述する」問題です。
採点は内容・構成・語彙・文法の4観点で、各0〜4点の5段階、合計16点満点です。
意見論述の「内容」の観点には、意見とそれに沿った理由2つと公式が書いています。
QUESTIONの答えになっていない場合は、すべての観点で0点と採点されることがあります。
語数の目安は公式の採点観点ページに記載がないため、当日の問題冊子の指示文で確認してください。
技能ごとの満点は600点で、リーディング29問と同じ600点をライティング2問が持っています。
ただし、正答数からスコアを算出することはできない、と公式が明言しています。
このページに書いた数字は、すべて日本英語検定協会の公式ページから取ったものです。
公式が出していない数字は書いていません。
出題形式は年度によって変わることがあるので、受験する回の情報は必ず英検の公式サイトで確認してください。
本記事の情報は2026年9月8日時点のものです。

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