この記事は、英検を実施している公益財団法人 日本英語検定協会の公式サイトに書かれている記述だけを使って書いています。
問題数も観点の名前も、公式ページの原文から取り、確認した日を添えました。
公式ページに書かれていなかったことは、書かれていないとそのまま書きます。
英検1級のライティングは英文要約と英作文の2問です
英検1級のライティングは1問ではありません。
公式の出題形式の表には、ライティングの行が2つ並んでいます。
- 英文要約(文章の内容を英語で要約する。)=1問/問題文の種類は「説明文など」
- 英作文(指定されたトピックについての意見を英語で論述する。)=1問/問題文の種類は「トピックなど」
解答形式はどちらも「記述式」です。
公式の文言だけを見ると、この2行は準1級・2級とまったく同じです。
出典:公益財団法人 日本英語検定協会「1級の試験内容」(2026年9月16日に確認)
英検1級のライティングは一次試験の100分の中にあります
公式の「測定技能と検定形式」には、1級の一次試験は「リーディング・ライティング(100分)/リスニング(約35分)」と書かれています。
8つの級の中でいちばん長い時間です。
| 級 | リーディング・ライティング | リスニング |
|---|---|---|
| 3級 | 65分 | 約25分 |
| 準2級 | 80分 | 約25分 |
| 2級 | 85分 | 約25分 |
| 準1級 | 90分 | 約30分 |
| 1級 | 100分 | 約35分 |
公式の試験時間のページでは、1級は午後の欄にあります。
入場開始12:40、着席13:20、試験開始14:00、終了の目安16:20と書かれています。
試験開始から終了の目安まで2時間20分あり、これは全級の中でいちばん長い枠です。
英検1級のライティングと同じ時間で解くリーディングは35問です
100分を分け合う相手を知っておくと、配分の見当がつきます。
| 形式・課題 | 問題数 | 問題文の種類 |
|---|---|---|
| 短文の語句空所補充 | 22 | 短文、会話文 |
| 長文の語句空所補充 | 6 | 説明文、評論文など |
| 長文の内容一致選択 | 7 | (公式の表に記載なし) |
合計35問です。
短文の語句空所補充が22問というのは、8つの級の中でいちばん多い数です。
準1級は18問、2級は17問と公式の表に書かれています。
この35問とライティング2問を100分で解くことになります。
英検1級のライティングは4つの観点で採点されます
公式は採点の観点を専用のページで公開しています。
「ライティングテスト(英作文)の採点に関する観点および注意点(1級・準1級・2級)」というページです。
そこに並んでいる観点は4つです。
- 内容=課題で求められている内容(意見とそれに沿った理由)が含まれているかどうか
- 構成=英文の構成や流れがわかりやすく論理的であるか
- 語彙=課題に相応しい語彙を正しく使えているか
- 文法=文構造のバリエーションやそれらを正しく使えているか
このページは1級・準1級・2級をまとめて扱っています。
1級だけ観点が増える、という記載はありませんでした。
各観点が何点なのかという配点も、このページには書かれていませんでした。
英検1級のライティングで全観点が0点になる条件
採点の注意点の中で、いちばん重いのがこれです。
公式の見出しは「TOPICに示された問いに答えていない」です。
本文にはこう書かれています。
「TOPICに示された問いの答えになっていない場合や、全く関係のないTOPICについて書かれていると判断された場合は、すべての観点で0点と採点されることがあります。」
1級のトピックは抽象度が高い分、問いの読み違えが起きやすい場面です。
公式が最初に挙げている注意点がこれである、という順番自体が手がかりになります。
英検1級のライティングで減点される書き方は4つ挙がっています
0点の条件のほかに、公式は減点につながる書き方を並べています。
| 公式の見出し | 公式の説明 |
|---|---|
| 英語ではない単語を使った解答 | 説明がなく、その言語を理解できない人には分からない場合は減点対象 |
| 意見と矛盾する理由や説明がある | 意見を支える理由としてカウントできないため減点の対象 |
| 理由に対する説明や補足がない | 具体的な例や説明を付け加えて説得力を持たせる |
| 関係の無い内容が含まれている | 論理に一貫性がないと判断され【構成】の点で減点の対象となることがある |
公式は「意見と矛盾する理由」について、こう書いています。
「TOPICに対して”Yes”と解答した場合は基本的には”Yes”である理由や説明だけを、”No”と解答した場合は基本的には”No” である理由や説明だけを書くようにしましょう。」です。
反対意見に触れてから自分の立場を述べる形は、ここでは勧められていません。
英検1級のライティングが合否にどう効くのか
公式は合否の判定方法をこう説明しています。
「一次試験はリーディング・リスニング・ライティングの3技能(4級以下はリーディングとリスニングの2技能)の各技能別スコアの合算で合否を判定いたします。」
1級の一次試験の合格基準スコアは2028です。
| 級 | 一次試験 | 二次試験 |
|---|---|---|
| 1級 | 2028 | 602 |
| 準1級 | 1792 | 512 |
| 2級 | 1520 | 460 |
2028という数字は、公式の表の中でいちばん高い一次試験の基準です。
公式は「各級の合格基準スコア(英検CSEスコア)は変動しません。」とも書いています。
英検1級のライティングとCEFRのC1の関係
公式は技能別スコアとCEFRレベルの対応表を出しています。
Writingの欄を抜き出すと、次のようになります。
| CEFRレベル | Writingの英検CSEスコア |
|---|---|
| C1 | 666 〜 |
| B2 | 586 〜 |
| B1 | 472 〜 |
| A2 | 415 〜 |
| A1 | 316 〜 |
公式の表で、C1のCEFRレベルを算出できる級として○が付いているのは1級だけです。
4技能総合スコアの側では、C1は2600以上と書かれています。
また注記として「1級を受験された場合、4技能総合スコアが、準1級の合格基準スコアである2304未満だと4技能総合CEFRが表示されません。」とあります。
CEFRについては「4技能すべてを受験しないと「4技能総合CEFR」は表示されません」という条件も公式に書かれています。
英検1級のライティングと二次試験のスピーチの違い
1級は書く課題と話す課題の両方で「意見を述べる」ことを求められます。
ただし、公式の文言を並べると条件が違います。
| 項目 | ライティング(英作文) | 二次試験のスピーチ |
|---|---|---|
| 公式の記載 | 指定されたトピックについての意見を英語で論述する。 | 与えられた5つのトピックの中から1つ選び、スピーチを行う。(2分間) |
| トピック | 指定される | 5つから1つ選ぶ |
| 時間 | リーディングと合わせて100分 | 考慮1分・スピーチ2分 |
| メモ | (公式に記載なし) | メモをとることはできません |
書くほうはトピックが指定されます。
話すほうは5つから選べます。
面接の形は、英検1級の面接は5つのトピックから1つ選ぶスピーチ2分に公式の記載だけを並べてあります。
英検1級のライティングについてよくある質問
公式に書かれていたことと、書かれていなかったことを分けて並べます。
ライティングは何問ありますか
2問です。
公式の表に英文要約1問と英作文1問が並んでいます。
採点の観点はいくつですか
4つです。
内容、構成、語彙、文法と公式に書かれています。
語数の指定はありますか
公式の試験内容のページと採点の観点のページには、1級の語数の指定は書かれていませんでした。
全部0点になることはありますか
あります。
公式に「すべての観点で0点と採点されることがあります。」と書かれています。
時間は何分ありますか
リーディングと合わせて100分です。
一次試験は何時からですか
公式の試験時間の表では、1級の試験開始時間は14:00です。
終了時間の目安は16:20と書かれています。
英検1級のライティングを調べるときに見る公式ページ
この記事で使った公式ページを並べておきます。
- 1級の試験内容(形式・課題・問題数・試験時間)
- ライティングテスト(英作文)の採点に関する観点および注意点(1級・準1級・2級)
- 英検CSEスコアとは(合否判定のしくみ・合格基準スコア・CEFR対応)
- 試験時間(一次試験の時刻)
いずれも2026年9月16日に確認しました。
出題形式は年度で変わることがあるので、受験する回の案内は必ず公式で確かめてください。

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