MENU

受験上の配慮とは英検で障がい等のある人が申請して受ける仕組み|申請期間と配慮の中身を公式の記載だけで並べます

英検の受験上の配慮の申請期間、点字や拡大文字などの配慮の種類、添付する書類の条件をまとめたアイキャッチ
英検の受験上の配慮の申請期間、点字や拡大文字などの配慮の種類、添付する書類の条件をまとめたアイキャッチ

英検には、障がい等のある人のための受験上の配慮という仕組みがあります。

点字の問題冊子や、時間の延長、別室での受験などがその中身です。

ただし、申請しないと何も用意されません。

公式の受験上の配慮要項に書かれていることだけを整理します。

TOC

受験上の配慮とは何か

英検協会は、障がい等のある人に受験上の配慮を講じています。

受ける人は「受験上の配慮要項」を読み、「受験上の配慮申請フォーム」から申請します。

受験上の配慮の申請は、英検の申し込みとは別の手続きです。

英検の申し込みも、別に済ませる必要があります。

申請するのは本人でも保護者でも、どなたでもかまいません。

申請が済むと受付完了メールが届くので、大切に保管しておきます。

  • 申請内容に不備などがあるときだけ、協会から連絡が来る
  • 協会から問い合わせることがあるので、必ずつながる電話番号を入力する
  • 英検IDが分からないときは「99999999999」と入力する

受験上の配慮の申請期間は英検の申込より早い

いちばん気をつけたいのが締切です。

受験上の配慮の申請受付期間は、英検の申込受付期間より約1週間前倒しになっています。

2026年度の3回分は次のとおりです。

検定回配慮の申請受付期間一次試験二次試験
第1回3月16日〜4月24日5月31日7月5日(A日程のみ)
第2回6月23日〜8月28日10月4日11月8日(A日程のみ)
第3回10月23日〜12月4日2027年1月24日2027年2月28日(A日程のみ)

第2回の英検の申込受付期間は6月30日〜9月7日でした。

配慮の申請は8月28日に締まるので、英検の申込締切を目安にすると間に合いません。

申請期間を過ぎてからの申請や、申請内容の変更・追加はできません。

受験上の配慮は二次試験だけでも申請が要る

面接だけに配慮が要る人も、一次試験の前に申請します。

車いすの使用や発話への配慮など、二次試験のみの対応でも、受付期間内の申請が必須です。

二次試験の直前に申請する道はありません。

受験上の配慮を申請した人の二次試験はA日程だけ

申請した人の二次試験は、A日程での受験に決まります。

日程の変更はできません。

二次試験で配慮申請を取り下げて、B日程に変えることもできません。

集合時間も決まっています。

時間帯級
午前準1級・準2級
午後1級・2級・準2級プラス・3級

申請した人はすべて「優先受験」になり、受付で申し出たあとは直接面接室に案内されます。

二次試験の受験票と手紙は、1級〜3級の一次試験合格者と一次試験免除者にだけ届きます。

受験上の配慮の会場は協会が決める

会場は自分で選べません。

申請された配慮に対応できる会場を、協会が案内します。

「乗用車での来場」は、原則として肢体不自由のため移動に配慮が必要な人が対象です。

駐車場の状況によっては、希望と違う会場になることがあります。

多目的トイレのある会場を希望するときは、特記事項欄に入力します。

英検申込時と配慮申請時で受験地番号が違うときは、英検申込時の番号が正しいものとして扱われます。

ふつうの受験票の届き方は英検の受験票は試験日の1週間前までに届くで並べています。↓

受験上の配慮の中身は障がいの区分ごと

配慮の内容は、障がいの区分と障害程度等級によって変わります。

要項の受験上の配慮対応一覧から、主なものを並べます。

区分一次試験の配慮の例
視覚点字の問題冊子、弱視用のA3(25Pゴシック体)やA4(18Pゴシック体)の問題冊子、拡大読書器の使用
聴覚リスニングを文字で画面に映すテロップ、別室で音量を上げる強音放送、スピーカー近くの座席
肢体不自由問題冊子に直接○をつけるチェック解答、1級〜3級のタブレット解答、4級・5級の口述解答(代筆)
音声言語障がい一次試験は発話がないため配慮は不要、二次試験で筆談や発話への配慮
養護・発達障がいなど誘導・座席配置・別室の準備、チェック解答(時間延長なし)

視覚や上肢の重い障がいでは、試験時間が1.5倍になる配慮があります。

聴覚のテロップは、放送の1.5〜2倍の時間です。

受験上の配慮の点字と拡大文字

視覚の配慮には、細かい決まりがあります。

点字の出題は、4級・5級が1級点字(フルスペル)、3級より上の級は2級点字(縮約使用)です。

点字盤の使用が推奨されていて、パーキンスも使えます。

どちらも受験者が持参します。

点字盤・拡大読書器・車いすなどの機器は貸し出しがありません(タブレットを除く)。

3級〜5級のリスニング第1部では、イラストの代わりに日本語の説明文が使われます。

受験上の配慮の二次試験の筆談

聴覚や音声言語の配慮では、面接の形が変わります。

面接委員からの指示や質問は、フラッシュカードで示す形。

受験者はそれを見て、応答を英文で書いて答えます。

2級〜3級のパッセージ音読は、口頭か筆談かを選ぶ形です。

発話への配慮では、面接委員が発話をうながす声掛けをせず、制限時間まで待ちます。

大きな声を出すよううながすこともしない、という配慮です。

受験上の配慮の申請に添える書類

配慮の多くは、状況を証明する書類が要ります。

障害者手帳、医師の診断書、状況報告書のいずれかです。

  • 診断書と状況報告書は、申請受付開始日から1年以内に発行されたものが有効
  • 状況報告書は、通っている教育機関が作ったもの(塾は不可・保護者作成も不可)
  • 画像データ(PDF・jpgなど5MB以内)で添付し、ExcelやWordは受け付けない
  • 車いす使用など下肢の障がいだけで申請する場合は、書類が要らない

健康診断書や検査結果、母子手帳などだけでは受け付けられない決まりです。

配慮が必要な理由の根拠になる資料が別に要ります。

受験上の配慮で受験者が用意するもの

試験監督者が手伝うのは、移動と試験の補助だけです。

トイレや体位固定に介助が要る人は、介助者を自分で確保して申請します。

介助者の同伴は、一次試験なら試験開始5分前まで、二次試験なら面接室の前まで。

机のサイズや会場の設備は指定できません。

会場の机を使うか、机を持参します。

申請内容によって、希望した受験地と違う会場が指定されることがあります。

受験上の配慮の当日の申し出

試験の前に、黄色い用紙の手紙が届きます。

一次試験は「総合案内提示用の手紙」、二次試験は「受付提示用の手紙」です。

試験日の5日前までに、登録した住所に届くよう送られます。

当日はこの手紙を見せて、配慮の申請者だと申し出ます。

申し出がないと、一般の受験者と同じ受験になり、一切の対応がありません。

受験上の配慮についてよくある質問

受験上の配慮要項に答えがあるものだけ並べます。

ダブル受験のときは申請が2回要りますか

要ります。

ダブル受験や、同じ回で同じ級を2回受ける重願では、それぞれの級で申請します。

海外の会場でも配慮は受けられますか

申込開始から2週間以内に、問い合わせフォームで連絡するよう案内されています。

申請内容を直したいときは

受付期間内なら、特記事項に【再申請】と入れて申請し直します。

タブレット解答には何が要りますか

回次ごとに同意書の提出と審査が要ります。

申請の前に、受験上の配慮係へ電話で連絡します。

顔写真付きの障害者手帳は身分証になりますか

原本で有効期限内、顔写真で本人と照合できれば、顔写真付き身分証明書として有効です。

受験上の配慮の問い合わせ先

受験上の配慮係が窓口です。

電話は03-3266-6507で、受付は9:30〜17:00(土・日・祝日を除く)です。

受験上の配慮とは別の受験方式として、4技能を受けられる英検S-Interviewもあります。

S-Interviewの日程と検定料は英検S-Interviewは一次の合否に関わらず二次まで受けられるで並べています。↓

受験上の配慮について公式ページにないこと

この記事で書けなかったことを並べます。

申請が認められるかどうかの審査に何日かかるかは、書かれていません。

配慮の内容が決まったことは、手紙が届くことで分かる流れです。

試験時間が「級により異なる」とされている配慮の、級ごとの分数も載っていません。

受験上の配慮の参考文献

この記事の内容は、次の2つから取りました。

制度は回ごとに変わることがあるので、申請の前に公式ページで確かめてください。

英検の申し込みそのものは英検申し込み方法はインターネットとコンビニの2つで並べています。↓

Let's share this post !

Author of this article

Comments

To comment

TOC