この記事は、英検を実施している公益財団法人 日本英語検定協会の公式サイトに書かれている記述だけを使って書いています。
分数も点数も人数も、公式ページの原文から取り、確認した日を添えました。
公式ページに書かれていなかったことは、書かれていないとそのまま書きます。
英検1級の面接は5つのトピックから1つ選ぶスピーチで決まります
英検1級の面接でやることは、公式の出題形式の表に3行で並んでいます。
音読はありません。
イラストもありません。
公式の表には、次の3行がこの順で載っています。
- 自由会話(面接委員と簡単な日常会話を行う。)=問題数の欄は「-」
- スピーチ(与えられた5つのトピックの中から1つ選び、スピーチを行う。(2分間))=1問
- Q&A(スピーチの内容やトピックに関連した質問に答える。)=問題数の欄は「-」
つまり、1級の面接は「選ぶ」ところから始まります。
5つの中から自分が話せるものを1つ取る形です。
出典:公益財団法人 日本英語検定協会「1級の試験内容」(2026年9月16日に確認)
英検1級の面接は約10分で、面接委員は2人です
公式ページの「測定技能と検定形式」には、1級の二次試験は「英語での面接(約10分)」と書かれています。
解答形式の欄には「個人面接」「面接委員2人」と書かれています。
面接委員が2人と書かれているのは、8つの級のうち1級だけです。
| 級 | 面接時間 | 面接委員 |
|---|---|---|
| 3級 | 約5分 | 1人 |
| 準2級 | 約6分 | 1人 |
| 準2級プラス | 約7分 | 1人 |
| 2級 | 約7分 | 1人 |
| 準1級 | 約8分 | 1人 |
| 1級 | 約10分 | 2人 |
時間もいちばん長く、約10分です。
英検1級の面接のスピーチは2分間と決まっています
スピーチの長さは公式に明記されています。
記載は「スピーチの時間は2分間で、それ以上続く場合は、途中でも中止させられます。」です。
考える時間も決まっています。
「トピックの中から1つを選び、スピーチの内容を考えます。考える時間は1分間です。」と書かれています。
そして、この1分間について公式はもう1つ条件を書いています。
「メモをとることはできません。」です。
| 場面 | 公式に書かれた条件 |
|---|---|
| トピックを選んで考える | 1分間・メモをとることはできない |
| スピーチ | 2分間・超えると途中で中止 |
| Q&A | 4分間 |
メモが取れないという条件は、準1級のナレーションの説明には出てきません。
1級の受け方のページにだけ書かれています。
英検1級の面接のQ&Aは4分間あります
スピーチのあとに来るのが質問です。
公式の「二次試験の受け方」には「Q&A(4分間)」と時間が添えられています。
内容についてはこう書かれています。
「面接委員からスピーチの内容や、トピックに関連した質問が出題されます。」です。
出題形式の表の側でも、Q&Aは「スピーチの内容やトピックに関連した質問に答える。」と説明されています。
問題数の欄は数字ではなく「-」です。
何問と決まっているとは、公式のこの表には書かれていませんでした。
英検1級の面接は4つの観点で評価されます
公式の解答形式の欄には、評価の観点が書かれています。
記載は「スピーチ・応答の内容、語い、文法、発音の正確さなどの観点で評価」です。
数えると4つです。
- スピーチ・応答の内容
- 語い
- 文法
- 発音の正確さ
ここは他の級と並べると違いがはっきりします。
| 級 | 公式に並んでいる観点 | 数 |
|---|---|---|
| 3級・準2級・準2級プラス・2級 | 応答内容、発音、語い、文法、語法、情報量、積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度 | 7 |
| 準1級 | ナレーション、応答の内容、発音、語い、文法、語法、情報量、積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度 | 8 |
| 1級 | スピーチ・応答の内容、語い、文法、発音の正確さ | 4 |
1級の観点には「情報量」も「意欲や態度」も並んでいません。
代わりに「発音の正確さ」と、正確さを指す言葉が使われています。
各観点の配点は、このページには書かれていませんでした。
英検1級の面接で出たトピックは公式に6つ挙がっています
公式の「主な場面・題材」には、1級は「社会性の高い幅広い分野の話題」と書かれています。
そのうえで、過去の出題例が6つ並んでいます。
- 科学の発展は常に有益か
- 芸術への財政的支援増加の是非
- 世界経済における日本の役割
- 選挙権の行使を義務化するべきか
- 遺伝子組み換え食品の安全性
- 公共の場における治安改善の必要性
並べてみると、どれも賛否が割れる問いです。
準1級の出題例が「在宅勤務、レストランでの喫煙、チャイルドシート」といった身の回りの社会問題だったのに対して、1級は是非を論じる形の題が並んでいます。
英検1級の面接の当日の流れは10段階で公開されています
公式は入室から退室までを番号付きで並べています。
| 順 | 公式に書かれている内容 |
|---|---|
| 1 | 入室(係員の指示に従い、面接室に入る) |
| 2 | 「面接カード」を係員に手渡す |
| 3 | 着席 |
| 4 | 氏名の確認と簡単な日常会話 |
| 5 | 「トピックカード」を受け取る(5つのトピックが書かれている) |
| 6 | スピーチの考慮時間(1分間・メモ不可) |
| 7 | スピーチ(2分間) |
| 8 | Q&A(4分間) |
| 9 | 「トピックカード」を面接委員に返す |
| 10 | 退室 |
2番に細かい違いがあります。
1級の公式ページでは「面接カード」を渡す相手が「係員」と書かれています。
3級から準1級までのページでは「面接委員に「面接カード」を手渡します。」です。
試験中の禁止事項は共通です。
「面接試験中にメモ・写真撮影・録音などはしてはいけません。」と書かれています。
英検1級の面接の合格に必要なスコアは602点です
公式の合格基準スコアの表には、1級の二次試験が602と書かれています。
測定技能はSpeakingだけです。
公式の説明は「二次試験はスピーキングのスコアのみで判定いたします。」です。
| 級 | 一次試験 | 二次試験 |
|---|---|---|
| 1級 | 2028 | 602 |
| 準1級 | 1792 | 512 |
| 2級 | 1520 | 460 |
| 準2級プラス | 1402 | 427 |
| 準2級 | 1322 | 406 |
| 3級 | 1103 | 353 |
公式はこの数字について「各級の合格基準スコア(英検CSEスコア)は変動しません。」と書いています。
回ごとに動く数字ではありません。
英検1級の面接を受けるには一次試験を通る必要があります
面接は二次試験です。
一次試験に合格していることが前提なので、公式の表から一次の形も並べておきます。
一次試験の時間は「リーディング・ライティング100分 / リスニング約35分」です。
| 技能 | 形式・課題 | 問題数 |
|---|---|---|
| リーディング | 短文の語句空所補充 | 22 |
| リーディング | 長文の語句空所補充 | 6 |
| リーディング | 長文の内容一致選択 | 7 |
| ライティング | 英文要約 | 1 |
| ライティング | 英作文 | 1 |
| リスニング | 会話の内容一致選択 | 10 |
| リスニング | 文の内容一致選択 | 10 |
| リスニング | Real-Life形式の内容一致選択 | 5 |
| リスニング | インタビューの内容一致選択 | 2 |
リスニングに「インタビューの内容一致選択」が入るのは1級だけです。
短文の語句空所補充が22問というのも、8つの級の中でいちばん多い数です。
英検1級の面接の時間帯と受験できる会場
公式の試験時間のページでは、二次試験の欄に級が並んでいます。
午前の欄には「(1級)※・準1級・準2級・(3級)※」、午後の欄には「1級・2級・準2級プラス・3級」と書かれています。
※については「1級、3級の二次試験は午前になる場合もあります。時間については二次受験票にて指定します。」と説明されています。
会場についても公式に条件があります。
検定料のページには「1級、準1級は本会場のみ。」と書かれています。
学校や塾が会場になる準会場では、1級は実施されません。
検定料は本会場の一次試験が12,400円と書かれています。
公式の検定料の表には「単位:円(税込)」と添えられているので、この数字は税込です。
英検1級の面接についてよくある質問
公式に書かれていたことと、書かれていなかったことを分けて並べます。
面接委員は何人ですか
2人です。
公式の解答形式に「個人面接」「面接委員2人」と書かれています。
面接は何分ですか
約10分です。
公式の検定形式に「英語での面接(約10分)」と書かれています。
スピーチのトピックはいくつ渡されますか
5つです。
公式に「与えられた5つのトピックの中から1つ選び、スピーチを行う。」と書かれています。
考える時間にメモを取れますか
取れません。
公式に「メモをとることはできません。」と書かれています。
スピーチが2分を超えたらどうなりますか
公式に「それ以上続く場合は、途中でも中止させられます。」と書かれています。
合格に必要なスコアは何点ですか
二次試験は602点です。
公式の合格基準スコアの表に、1級の二次試験が602と書かれています。
準会場で受けられますか
受けられません。
公式の検定料のページに「1級、準1級は本会場のみ。」と書かれています。
英検1級の面接を調べるときに見る公式ページ
この記事で使った公式ページを並べておきます。
- 1級の試験内容(形式・課題・評価の観点・二次試験の受け方)
- 英検CSEスコアとは(各級の合格基準スコア)
- 試験時間(二次試験の時間帯)
- 検定料(本会場のみという条件)
いずれも2026年9月16日に確認しました。
制度は年度で変わることがあるので、受験する回の案内は必ず公式で確かめてください。

Comments