英検3級の一次試験に受かった人が、次に開くのがこのページだと思います。
面接という言葉の重さのわりに、英検3級の面接でやることは決まっています。
やることは、パッセージを1回声に出して読むことと、質問に5回答えることだけです。
このページでは、日本英語検定協会が公式サイトに書いている内容だけを並べます。
「たぶんこう聞かれる」という予想や、どこかのブログで読んだ体験談は入れていません。
数字は公式の表から取ったものだけを載せ、公式が出していない数字は「公式が出していない」と書きます。
情報の取得日は2026年9月8日です。
英検3級の面接で聞かれるのは、音読1つと質問5つです
先に結論を置きます。
日本英語検定協会は3級の試験内容のページで、二次試験の中身を次のように公表しています。
| 順番 | 何をするか | 問題数 |
|---|---|---|
| 音読 | 30語程度のパッセージを音読する | 1問 |
| No.1 | パッセージについての質問に答える | 1問 |
| No.2・No.3 | イラストについての質問に答える | 2問 |
| No.4・No.5 | 受験者自身のことについての質問に答える | 2問 |
(3級の試験内容の記載をもとに作成)
音読が1問、質問が5問です。
合計6つの場面を通り抜けたら、英検3級の面接は終わりです。
この6つは毎回この順番で来ます。
順番が入れ替わることはないので、当日その場で考えることは中身だけになります。
英検3級の面接は約5分で、面接委員は1人です
英検3級の面接の長さと相手の人数も、公式に書いてあります。
3級の過去問・試験内容のページには、二次試験は「英語での面接約5分」と書かれています。
面接委員の人数については、英検 for kids! の二次試験の注意ページに、準1級から3級までは1名、1級は2名と書かれています。
つまり英検3級の面接は、1対1で約5分です。
部屋に大人が何人も並んでいる場面を想像している人がいますが、そうはなりません。
そして、面接委員とのやりとりはすべて英語で行われます。
同じページに「試験はすべて英語で行われます」と明記されています。
英検3級の面接の出題形式を公式の表どおりに並べます
英検3級の面接を、一次試験と並べて位置づけておきます。
英検3級では、一次試験でリーディング・ライティング・リスニングを測り、二次試験でスピーキングを測ります。
3級の過去問・試験内容には、一次試験の時間はリーディング・ライティング65分、リスニング約25分と書かれています。
| 区分 | 測る技能 | 時間 |
|---|---|---|
| 一次試験 | リーディング・ライティング | 65分 |
| 一次試験 | リスニング | 約25分 |
| 二次試験 | スピーキング | 約5分(英語での面接) |
(3級の過去問・試験内容および3級の試験内容の記載をもとに作成)
英検3級の面接がなぜ存在するのかも、公式が言葉にしています。
3級の紹介ページには「3級からライティング試験および面接試験が加わり、書く力・話す力が的確に測定されます」と書かれています。
同じページで、3級は「5級・4級で習得してきた基礎力の集大成の級」とも説明されています。
英検3級の面接は、4級までに積んだものを声に出させるために置かれた試験だという位置づけです。
英検3級の面接で最初に来る音読は30語程度です
英検3級の面接の1つ目の場面は音読です。
3級の試験内容には、音読するパッセージは「30語程度」と書かれています。
30語というのは、日本語に直すと2文から3文です。
面接委員から、パッセージとイラストが印刷された問題カードを受け取ってから始まります。
日本英語検定協会は、入室から退室までの流れを見られる英検バーチャル二次試験を3級用に公開しています。
そこでは、問題カードを受け取ったあとに20秒の黙読があり、そのあとで英語のタイトルから音読するよう指示が出る流れが示されています。
黙読の20秒は、意味を取るための時間です。
30語を20秒で目で追うと、1語あたり0.6秒より少し長い時間が使える計算になります。
この20秒のあいだに全部を訳そうとすると間に合わないので、読めない単語がどこにあるかを見つける時間だと考えたほうが現実的です。
なお、英語のタイトルから読むという指示は、タイトルを飛ばして本文から読み始めてしまう人が多いことの裏返しです。
英検3級の面接のNo.1はパッセージについての質問です
音読が終わると、No.1の質問が来ます。
3級の試験内容は、No.1を「パッセージについての質問」と書いています。
いま読んだばかりの文章の中身を聞かれる、という形です。
つまり答えは、目の前の問題カードの中にあります。
英検3級の面接の6場面のうち、答えが紙の上に書いてある唯一の場面がここです。
黙読の20秒でどこに何が書いてあるかを見ておくと、この1問がそのまま取れます。
英検3級の面接のNo.2・No.3はイラストについての質問です
No.2とNo.3は、問題カードに印刷されたイラストについての質問です。
公式の表では、この2問がまとめて「イラストについての質問」として1つの欄に入っています。
問題数は2問です。
イラストの問題は、紙に書かれた英文を探して答える形ではありません。
絵に描かれている人が何をしているか、物がどうなっているかを、自分の言葉にして返す場面です。
4級のスピーキングテストでも「人物の行動や物の状況を描写する」形式が出ますが、英検3級の面接ではそれが2問続きます。
英検3級の面接のNo.4・No.5は受験者自身のことを聞かれます
最後の2問は、問題カードから離れます。
3級の試験内容は、No.4とNo.5を「受験者自身のことについての質問」と書いています。
ここで聞かれるのは、カードに印刷されたパッセージやイラストとは関係のない、その人自身のことです。
問題数は2問です。
つまり英検3級の面接は、後半に行くほどカードから離れていく作りになっています。
音読とNo.1はカードの中、No.2とNo.3はカードの絵、No.4とNo.5はカードの外です。
この移り方を先に知っておくと、途中で「話が変わった」と焦らずに済みます。
英検3級の面接は7つの観点で評価されます
英検3級の面接で何を見られているかも、公式が列挙しています。
3級の試験内容には、二次試験の評価について次のように書かれています。
応答内容、発音、語い、文法、語法、情報量、積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度などの観点で評価
観点として名前が挙がっているものを数えると7つです。
| 観点 | 何を見ているか(公式の語をそのまま) |
|---|---|
| 応答内容 | 応答内容 |
| 発音 | 発音 |
| 語い | 語い |
| 文法 | 文法 |
| 語法 | 語法 |
| 情報量 | 情報量 |
| 意欲や態度 | 積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度 |
(3級の試験内容の記載をもとに作成)
ここで見落とされやすいのが「情報量」と「意欲や態度」です。
発音や文法だけを見ているのではない、と公式が先に書いています。
なお、各観点に何点が割り振られているかは公式ページに記載がありません。
配点を書いているサイトを見かけますが、公式が出していない数字なので、このページでは書きません。
英検3級の面接で「聞き返し」は減点になるのか
英検3級の面接でいちばん不安なのが、聞き取れなかったときにどうするかです。
これについては英検 for kids! の二次試験の注意ページに、はっきりした記載があります。
自然な流れの中で行われた英語での「聞き返し」なら、減点の対象にはなりません
つまり、英語で聞き返すこと自体は減点ではありません。
ただし同じページには、不自然な場合は減点の対象になるとも書かれています。
さらに、できないことも明記されています。
ゆっくり話してほしいなどのお願いや、その内容や文の意味の確認などをすることはできません
ここが線引きです。
「もう一度言ってください」は英語での聞き返しの範囲ですが、「ゆっくり言ってください」「これはどういう意味ですか」は認められていません。
もう1つ、公式が書いている大事な仕様があります。
応答が滞る場合は、面接委員が次の質問に進むことがある、と書かれています。
止まったまま黙っていると、その質問は終わって次に行くということです。
だから英検3級の面接では、詰まったときに黙って考え込むより、短くても何か返して次に進むほうが形になります。
英検3級の面接の当日の決まりごとを確認します
英検3級の面接は、部屋に入る前から決まりごとが始まっています。
英検 for kids! の二次試験の注意ページに書かれている内容を並べます。
| 場面 | 公式に書かれている決まり |
|---|---|
| 会場到着時 | 係員の指示に従う |
| 会場到着時 | 「受験者証 兼 携帯電話等収納ケース」を首からさげる(携帯電話の有無にかかわらず) |
| 会場到着時 | 携帯電話等は会場外に出るまで電源を切り、収納ケースに入れて封をする |
| 会場到着時 | 理由のいかんにかかわらず、携帯電話等を使用した場合は試験を失格とする |
| 会場到着時 | タブレット端末などの電子機器はすべて使用禁止(電源を切ってかばんにしまう) |
| 控室 | 受験する級の心得と面接カードが配布されたか確認する |
| 控室 | 面接カードの必要事項を記入する(保護者による補助・代筆が可能) |
| 控室 | 面接室へ移動したあとは控室に戻れないため、所持品はすべて持って移動する |
| 面接後 | 問題カードを面接委員に返却してから退出する |
| 面接後 | 退室後は、すみやかに会場から出る |
| 面接後 | 控室に戻ったり、待機中の受験者と話し合ってはいけない |
(英検 for kids! の二次試験の注意ページの記載をもとに作成)
この表の中で、いちばん強い言葉が書かれているのが携帯電話です。
「理由のいかんにかかわらず」「失格」という書き方は、公式ページの中でも珍しい強さです。
保護者の方が読む場合は、面接カードの記入は補助・代筆ができること、面接室に移動したら控室には戻れないことの2つを押さえておくと動きが変わります。
英検3級の面接と4級・準2級のスピーキングは何が違うのか
英検3級の面接がどれくらいの重さなのかは、前後の級と並べると見えます。
4級には、対面の面接がありません。
4級の試験内容を見ると、4級のスピーキングテストは試験時間約4分で、音読するパッセージは25語程度、質問は4問です。
一方、準2級は準2級の試験内容によると、英語での面接約6分で、音読するパッセージは50語程度、質問は5問です。
3つを並べると、こうなります。
| 級 | 形式 | 時間 | 音読の語数 | 質問の数 |
|---|---|---|---|---|
| 4級 | スピーキングテスト | 約4分 | 25語程度 | 4問 |
| 3級 | 英語での面接 | 約5分 | 30語程度 | 5問 |
| 準2級 | 英語での面接 | 約6分 | 50語程度 | 5問 |
質問の数は、3級と準2級で同じ5問です。
大きく変わるのは音読の語数で、30語から50語へ増えます。
英検3級の面接は、質問の数が準2級と同じところまで来ていて、読む量だけがまだ軽い段階だと言えます。
だから3級で面接の形に慣れておくと、準2級で増えるのは読む量だけになります。
英検3級の面接の点数はどう扱われるのか
英検3級の面接の結果は、英検CSEスコアという形で返ってきます。
各級の合格基準スコアのページには、技能ごとの満点スコアが級別に示されています。
3級の技能ごとの満点は550点です。
一次試験はリーディング・ライティング・リスニングの3技能なので、3級の一次試験の満点は550点×3で1650点になります。
二次試験はスピーキング1技能なので、満点は550点です。
同じページには、スコアの作り方についても書かれています。
技能ごとに満点スコアを均等に配分
問題数が違っても、技能ごとの満点は同じにそろえてある、という意味です。
ここで1つ、はっきりさせておきます。
合格基準スコアの数値は、公式ページでは表が画像で掲載されており、テキストとして読み取れませんでした。
英検3級の合格基準スコアの数値は、各級の合格基準スコアと合否判定についてで必ず一次ソースを確認してください。
もう1つ、公式が明言していることがあります。
英検のスコアは統計的な手法で算出されるため、正答数からスコアを逆算することはできません。
「何問正解すれば受かる」という表を出しているサイトがありますが、その表は公式のものではありません。
英検3級の面接についても同じで、「6問中◯問できれば合格」という公式の基準は存在しません。
英検3級の面接についてよくある質問
英検3級の面接に落ちたら、一次試験からやり直しですか
いいえ、やり直しではありません。
日本英語検定協会は、一次試験に合格した人に対して、次回以降の一次試験を免除する制度を設けています。
適用される回数や申込の手続きは一次試験免除についてに書かれているので、必ず公式で確認してください。
英検3級の面接は日本語を話してもいいですか
公式は、試験はすべて英語で行われると二次試験の注意ページに書いています。
日本語を話した場合の扱いについては、公式ページに記載がありませんでした。
英検3級の面接で聞き取れなかったとき、もう一度言ってもらえますか
自然な流れの中で英語で聞き返すのであれば、減点の対象にはならないと公式が書いています。
ただし、ゆっくり話してほしいというお願いや、内容や文の意味の確認はできないと明記されています。
英検3級の面接の面接委員は何人ですか
準1級から3級までは1名です。
2名になるのは1級だけだと二次試験の注意ページに書かれています。
英検3級の面接で問題カードは持ち帰れますか
いいえ、持ち帰れません。
公式は、問題カードを面接委員に返却してから退出すると書いています。
英検3級の面接の練習に使える公式の教材はありますか
あります。
日本英語検定協会が英検バーチャル二次試験を3級用に公開していて、アニメーションと音声で入室から退室までの流れを確認できます。
また、3級の過去問・試験内容のページから過去問にたどれます。
まとめ|英検3級の面接でやることは6つに決まっています
英検3級の面接について、公式に書いてあることだけをもう一度並べます。
やることは、30語程度の音読が1問と、質問が5問です。
質問の内訳は、パッセージについて1問、イラストについて2問、受験者自身のことについて2問です。
時間は約5分で、面接委員は1人で、すべて英語で行われます。
評価の観点として公式が挙げているのは、応答内容・発音・語い・文法・語法・情報量・意欲や態度の7つです。
自然な流れの中の英語での聞き返しは減点になりませんが、ゆっくり話してほしいというお願いや意味の確認はできません。
応答が滞ると、面接委員が次の質問に進むことがあります。
技能ごとの満点は550点で、合格基準スコアの数値は公式ページで確認してください。
そして、正答数からスコアを逆算することはできません。
このページに書いた数字は、すべて日本英語検定協会の公式ページから取ったものです。
公式が出していない数字は書いていません。
英検の内容は年度によって変わることがあるので、受験する回の情報は必ず英検の公式サイトで確認してください。
本記事の情報は2026年9月8日時点のものです。

Comments